袋井工場高圧受電設備工事
袋井工場 山田
袋井工場では高電圧を使用する機器があります。
そのため高圧受電設備が設けられ保安管理を行う電気主任技術者は中部電気保安協会
に外部委託をしています。今回担当者から高圧受電設備の更新時期の報告を受け更新工事を行う事となりました。
高電圧受動設備には長期使用すると経年劣化により機能や性能が損なわれ故障や不具合が起こり、波及事故につながることがあります。
波及事故とは高圧受動設備で起きた事故が原因で、送電事業者の配電線に接続されている住宅、工場、病院、銀行、交通機関、交通信号システムなど様々な範囲に停電が広がる事故で機器の損壊など自社の損失だけではなく、他社工場の操業停止、信号機の消灯、病院の医療機器類が停止するなど、社会的に大きな影響を及ぼします。場合によっては、多大な損害賠償を請求されるケースもあります。波及事故は設置者の責任が問われ、さまざまな被害が伴う重大な事故です。
その波及事故を発生させる原因の100%が今回更新工事を行った主遮断装置の電源側になります。
費用はかかりますが会社の財産を守るとても重要なことだと思いました。