ALPS処理水について
平素お世話になります。リサイクルクリーン営業部市川です。
8/24に東京電力福島第一原発発電所に溜まる処理水の放水作業が始まりました。処理水について自分なりに調べてみましたのでお話しさせていただきます。
ALPS処理水とは東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。薄めた後のトリチウムの濃度は、国の定めた安全基準の40分の1(WHO飲料水基準の約7分の1)未満になります。安全基準を満たした上で、放出する総量も管理して処分するので、環境や人体への影響は考えられないといわれています。
また、海洋放出の前後で、海の放射性物質濃度に大きな変化が発生していないかを、第三者の目を入れた上でしっかりと確認し、安全確保に万全を期します。国連の機関であり、原子力について高い専門性を持つIAEAも、ALPS処理水の海洋放出は「国際安全基準に合致」し、「人及び環境に対する放射線影響は無視できるほどである」と、包括報告書で結論付けています。IAEAによるチェックは放出前だけでなく、放出後まで長期にわたって実施されます。
ALPS処理水は福島第一原発の復興を進めるためには重要なポイントになると思います。復興を進めるために私たちができる事は正しい知識を身に着ける事だと思います。正しい知識を学び、理解することで自分自身が安全に生活することに繋がります。この記事が皆さまの「知る」きっかけになれたなら幸いです。