廃棄物の流れ・破砕(岡部工場・村松)
今回は廃棄物の流れ「破砕」についてお話しをします。
岡部工場では二軸破砕機、シュレッドイーグル(SE−80K型)を1台設置しています。
この設備は、「合成トルクドライブ方式」…2台のギヤードモータの出力をブルドライブギヤにて連結し破砕軸を駆動する方式で、一般の2軸破砕機と比べ低馬力で高トルクに破砕でき高い処理能力を維持します※@。適応処理物としましては、木屑、廃プラスチック類(樹脂類・フィルム類・ゴム類)、紙廃品、金具類(アルミ・スチール等の切削屑)、その他(ガラス・石膏など…)になりますが物によっては向き不向きがあります。
破砕し易い物…木屑や硬プラ類などの砕けやすい物はサクサク破砕がかかる。
ガラス陶磁器屑などもサクサク破砕出来るが回転刃の摩耗が早くなる。
破砕し難い物…シート類やネット類、ロープなどの柔らかく伸縮性がある物は嚙みこんでしまったり、回転刃に巻き付き過負荷になり効率が悪い。
厚くて硬い樹脂類などは、嚙みこむ瞬間に勢いよくホッパーから飛び散る。
と言うように廃棄物の品目としては同じでもそれぞれの廃棄物に性状、性質があり出荷先も異なりますので現場ではそれを考慮し、破砕機の処理能力を最大限活かせるよう創意工夫をした上で投入作業をしています。実際の処理の様子は工場見学にて可能ですので、ご興味のある方は是非ご連絡ください。
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シュレッドイーグル(外観) 回転刃
木屑(破砕前) (破砕後)
畳(破砕前) (破砕後)
(破砕前) (破砕後)