断捨離の必要性 (廃棄物G・寺田)
いつもお世話になっております。リサイクルクリーンの寺田です。
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
11月〜12月の弊社冬のキャンペーンでは、本当に多数のお問い合わせとご利用を賜りまして誠に有り難うございました。多くのお客様とつながりを持てた事を心底嬉しく思っております。引き続きご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
その期間中に私が痛感した表題の件に関して記していきます。
「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想です。「断捨離」は流行語となり、2010年には新語・流行語大賞にノミネートされました。
廃棄物は、@産業廃棄物(事業活動に伴って生じた廃棄物で法令に定める20種類の廃棄物)と、A一般廃棄物(産業廃棄物以外の廃棄物)とにざっくりと分類されます。
今回のキャンペーンでのご利用は、@とAがほぼ同数でした。Aの中で目立ったのが、『別居の親が亡くなった(もしくは施設に入った)ので、その片付けをしたい。』とのご依頼でした。
現地を下見させていただくと、廃棄物の量がかなりのボリュームの案件がほとんどでした。現在ご高齢の方は、戦中・戦後の物資の無い時代を生き抜いて来られた方々で、上記「もったいない」精神が身に付いておられる方ばかりですから、捨てられない訳です。そのお考えを否定できる訳はありません。
ご依頼主は、そのボリュームに圧倒されます。一般廃棄物を処分する為には、自治体の決めに沿って可燃・不燃・連絡ごみに分別して可燃と不燃はそれぞれ透明か半透明のビニール袋に入れないといけません。それだけでも相当な労力がかかります。それをご自身達でされる方も中にはいらっしゃいますが、ほとんどが我々業者にご依頼されます。そうなりますとそれなりの費用がかかります。
ボリュームが少なければ費用は少額で済みます。そこで『断捨離の必要性』です。ご自身に万一があった際に、残された方に負担が掛からないようにしておく事は必要であるとつくづく感じた次第です。
数ヶ月前に実際にあったお話です。浜松市にお住まいの60代男性の方。「医者から余命宣告された(見た目にはそんな風には全く見えませんでした)。身の回りを片付けたいのでリサイクルさんのコンテナを入れてほしい。」 ご用命通りに設置し、交換を含めて2箱ご利用なされました。私は毎朝、静岡新聞を見ます。訃報欄も見ます。ある日この方の訃報を拝見しました。体力が奪われていく中で、最期にやるべきことをやり遂げられたのだなと、この方の心意気に感動致しました。
私自身50代前半ですが、高齢の母親・妻・娘と同居しております。母親に片付けや処分をするように言う事はないですが、娘の為には私や妻にいつ何があってもいいように身の回りを片付けていく事の重要性を感じている今日この頃です。
断捨利…一般廃棄物運搬許可を持った弊社がお手伝いできます。お気軽にご相談ください。 (運搬許可の関係で対応できない地域がございます。詳細はその際にお問い合わせください。)